計画無痛分娩による第一子の誕生にあたり、幸いにも出産に立ち会うことができました。
病院のルールもあり、陣痛や破水の状況を見つつ駆けつけるというスタイルでしたが、コロナ禍にも関わらず立ち会いをさせて頂けるだけで大変ありがたかったです。
男性目線で出産立ち会いに向けた準備について、少しでも立ち会い出産を考えている方の参考になれば幸いです。
立ち会い出産すべきかどうか〜立ち会い時の詳細まで、事前に話しておく
事前に話し合うことでスムーズに
妊娠中、どのような出産をしたいか病院の勧めでバースプランを立て、その際に立ち会うのかどうか妻と話しました。
私は血が苦手で貧弱なものの、なぜか出産の立ち会いができればと思っていましたし、妻も元々立ち会って欲しかったそうで、2人の意見が一致したので意思決定までスムーズでした。
夫婦で事前に話し合い、希望をしっかりと共有したのち、妊婦が最も安心できる状況にするのがベストかもしれません。
中には片方が立ち会いをしたくても、もう片方は立ち会いはしたくないというケースも多くありそうです。
男目線の例だと、私のように血が苦手な人は立ち会いを避けたいと思うことが多いでしょう。
もちろん無理は禁物で、血を見て気を失って逆に現場に余計に迷惑をかけてしまった….という話も聞きます。
私はまさにこのケースに当てはまりそうだったため、立ち会いの有無だけでなく、立ち会い時の詳細まで深掘りして話し合いました。
結果、立ち位置を妻の上半身側にすることをあらかじめ伝えておき、妻が変なことに気を遣わずに最も安心して出産に挑めるような環境を整えました。(情けなくてごめんなさい)
とにかく事前準備をしておく
メンタル面の準備 - 動画の時代!立ち会い出産の動画を見てみる
初産のため、立ち会いは初体験でした。したがってどのような環境なのか未知数でした。人間、不慣れなものや想定外のものほど不安になりますし、心配性の自分としては余計不安になっていました。
本番で想定していたものとは違ってテンパることを避けるために、出産のVLOGの動画を数本Youtubeで拝見しました。
出産の記録を残して公開してくれている先輩方に感謝をしつつ、その中で旦那さんがどのような立ち回りをしているか、声かけをしているかなどを予め頭に入れておきました。
やはり動画でみるとイメージがしやすく、中には閲覧注意で壮絶なものもありましたが、実際に立ち会う前の気持ちを作ることができました。
なお苦手な血を克服するために、何を思ったかウォーキングデッドを改めて見直してみましたが、単純にストーリーが面白く気になってしまい、こちらは弱点の克服という意味であまり意味がなかったです。
ハード面の準備 - 持ち物とアクセスを確認して共有しておく
同時に立ち会いの際に必要なものを準備しました。
具体的にはマッサージ用のテニスボール、ゴルフボール、タオルハンカチ、除菌シート、ティッシュ、追加の飲み物から、長丁場になった場合に備えて自分用のコンタクト用品、メガネなどをまとめておきました。
これらの準備をしておき、いつでも病院に駆けつけられる状態にしておきました。
また病院までのアクセスと所要時間を予め調べておきました。
心配性が相まって、複数のアクセス手段を調べておいたのと、1週間前の同じ曜日の同じ時間帯だと、タクシーだと何分くらいかかるのかなど細かい点も確認をしておきました。
現に当日来たタクシーの運転手さんが周辺地理に強くなかったので、最短ルートを道案内することができました。
タクシーの運転手さん、行き先が婦人科と分かった時点で悟ってくれたようで、支払いの方法など運転しながら確認をしてくれ大変助かりました。
おかげさまでいつになくクイックなQuickpay支払いができました。
いざ立ち会い。立ち会ってよかった
助産師の方々のチームビルディングスキルがすごい
サポートを頂いた助産師のみなさんにも感動しました。
言うまでもなくその道のプロなので、完璧に妻のお産をサポートして頂いていたのですが、加えてさらに余裕がありました。
何をしたいいのか当初オロオロしていた私を見て、OO(妻の名前)さん喉乾いた?今飲んでおこうとさりげなく伝え、
旦那さん、飲み物飲ませてあげて、ねと私に依頼。
その後、いきむ瞬間に頭を支えるような役割を私に与えました。
その場に途中から突然入った私に、簡単で達成可能なタスクを与え、チームの一員としてうまく迎え入れるという点で、
非常にスムーズかつ無駄がなく、全員がWinという状況を即座に作る姿を目の当たりにし、これは仕事やプライベートでコミュニケーションをする際にも重要だなと心底勉強させられました。
長丁場の妻を労わる
貴重な瞬間に立ち会うことができ、妻への尊敬と感謝の念が込み上げてきました。
同時に入院から出産まで実に2日経過していた、という長丁場でしたので、非常に心配でした。私に見えないところで大変なことが多くあったかと思います。
また、赤ちゃんが出てきて一生懸命泣いている姿を見て涙が止まらず、気づいたらマスクがぐちゃぐちゃになっていました。
予備のマスクを3枚持っていったのが功を奏しました。心配性ならではの準備かと思います。
なお、計画無痛分娩は無痛とはありますが、すぐ麻酔を打つわけではなく、今回の場合陣痛に耐える必要があり、無痛分娩=全てにおいて痛くないというわけではなかったです。
しばらく妻にはゆっくりしてもらえるよう、諸々整えていければと思いました。
まとめ
出産の一連の流れに加えて、胎盤まで見ることができ、貴重な経験になりました。
もちろん夫に立ち会ってもらうよりも、自分の母親に立ち会ってもらいたいなどのケースもあるかと思うので、
まずは最初に夫婦で立会いについて話し合うことができたのがよかったと思います。
また、出産直後は体調も整わないと思うので、家事育児に力を入れていければと決心できるいい機会になりました。