- 前提:チャイルドシートはいつからいつまで使うのか
- ステップ1:まずはじめにライフスタイルを考える
- ステップ2:チャイルドシートに乗せる3つの時期を把握する
- ステップ3:チャイルドシートの機能を把握する
- まとめ
子どもが生まれるのでチャイルドシートの購入をしようと思っているけものの、情報が多く何を見ればいいのかポイントがわからないと悩んでいませんか?
今回はこれからチャイルドシートの購入を検討しているプレママ・プレパパの方々に向けて、選ぶ際に最低限おさえるべきポイントを3ステップに分けて主に男性目線で紹介します。
右も左もわからなかった我が家ですが、諸々調べいくうちに新生児から4歳ごろまで使えるチャイルドシートを購入して5人乗りの車に乗せています。
おさえるべきポイントを把握してチャイルドシートの購入に役立てていただければ幸いです。
前提:チャイルドシートはいつからいつまで使うのか
チャイルドシートは6歳未満の子どもが自動車に乗車するときに設置義務があるため(タクシーやバスは除く)、早い方だと出生後の退院するときから使い始め、少なくとも子どもが6歳になるまで使います。
したがって退院時に自家用車で迎えに行くと決めている男性陣は場合は、出生前に用意する必須アイテムです。
ただし6歳までと法的な規定がありますが、これは大人と同じシートベルトを問題なく着用できる身長(140cm程度*)になるのがおおよそ6歳前後とされているため、実際に子どもの成長を見つつ6歳でも安全にシートベルトを着用できないとなればチャイルドシートを継続して利用することもあります。
したがって3歳ごろから使い始められて6歳を超えても使えるジュニアシートと呼ばれるものを使っている方も多いです。
*車メーカーによって違う場合があるのであくまで目安です
ステップ1:まずはじめにライフスタイルを考える
チャイルドシート自体の機能を考える前に自分のライフスタイル、家族構成、車を最初に考えます。今回子どもが産まれてしばらくどのような生活になるのかを想像しておくと良いでしょう。
これによりチャイルドシートに求めるポイントが変わってくるからです。
例えば退院時に奥さんと子どもを迎えに行くときから車を使い始める人と、都市部に住んでいて公共交通機関で移動がメイン、最初のうちは車で遠出をしない人では購入すべきチャイルドシートが異なってきます。
他にも自宅に駐車場が併設されている場合と、自宅と駐車場が離れていて赤ちゃんを連れて歩く必要がある場合では求める機能が違う可能性もあります。
一例ですが主に下記のようなポイントを考えておくと良いでしょう。
- 使う頻度
- 使う人
- いつから使うか
- 他の車やレンタカーで使うか
- 車の大きさ
- スライドドアか普通のドアか
- 車のどこに設置するのか
- シートの広さ
- 自宅から駐車場までの移動と距離
- 持ち運ぶ機会はあるか
- ベビーカーは別で購入するか
ステップ2:チャイルドシートに乗せる3つの時期を把握する
チャイルドシートは小さい子どもから対象になる順にベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートに分かれます。
そして下記3つの時期で使えるシートが多いため、下記の期間の枠組みで考えていきます。
新生児期〜1歳くらいまで
新生児を進行方向に対して後ろ向きで乗せるシートで、1歳程度まで使えるものをベビーシートと呼びます。中には新生児期から4歳くらいまで使えるベビーシートとチャイルドシート兼用ものもあります。
こちらが例です。
1歳ごろから11歳くらいまで
1歳以上から11歳あたりまで使えるチャイルドシート・ジュニアシート兼用のものが多いです。
こちらが例です。
3歳〜
3歳以上が使えるジュニアシートです。
こちらが例です。
主に上記3つのタイプがあるため、これらを組み合わせることになります。
例えば、
- 1歳まではベビーシートを活用して、1歳になったら長く使えるチャイルド・ジュニアシート兼用のモデルを購入。
- 0歳から4歳まで使えるシートを購入し、成長をみつつ4歳前後でジュニアシートを購入する。
などです。中には新生児期から6~7歳頃まで一貫して使えるものもありますので、予算と生活スタイルによってどうするか検討しましょう。
メーカーによって身長と体重の使用条件が決められているので年齢はあくまで目安です。
ステップ3:チャイルドシートの機能を把握する
ステップ2までで出てきたライフスタイル、家族構成、車の種類、使う時期と組み合わせと照らし合わせて必要なチャイルドシートの機能をマッチングさせていきます。
大前提として安全基準を満たしているという点は必須なのでここでは割愛しますが、下記サイトでわかりやすいのでご覧ください。
知ってる?チャイルドシートの新安全基準「R129」 | ベビー用品・ベビー服の通販 | コンビ公式ブランドストア
適合車種とサイズ
チャイルドシートの適合車種とサイズを見ます。
適合車種については、各チャイルドシートのメーカーのサイトやベビーカーを販売している店舗のカタログで、どの車種に取り付け可能か情報があるのでまずは必ず確認します。
その後、実際に取り付けた場合に車内の空間がどう変化するかを必ず見ます。あくまで設置可能であるだけで、設置した後快適に使えるかまではメーカーからの情報だけでは分からないからです。
思ったより狭くなり後部座席に赤ちゃん含めて3人座れるはずが、2人しか乗れないなんてこともあります。
また、我が家は回転式のアップリカのチャイルドシートを使用していますが、設置したときに前列のシートポジションを少し前に出さないとスムーズに回転できないことが購入後にわかってしまいました。
Isofixかシートベルトか
シートを取り付ける際の方法を確認します。
isofixはチャイルドシートと車の座席の固定金具をつなげて固定する取り付け方法です。
他方シートベルトで固定するタイプもあります。既に付属している車のシートベルトとチャイルドシートを組み合わせて固定します。
Isofixの特徴
- 簡単に取り付けできる
- 重いことが多い
- 金具で固定するため安全性が高い
ベルト式の特徴
- 取り付けが慣れていないと手間
- 軽いことが多い
- うまく固定できないと危険
- isofixの金具がついていない車にも使える
まずはご自身の車にIsofixがついているかを確認してみましょう。
狭い車内で体の大きい男性がシートベルトを巻き付けて固定する作業は大変なため、個人的にはIsofixの方が取り付け簡単で安全なので使いやすいかと思います。
回転式か固定式か
チャイルドシート自体が簡単に回転するタイプと、回転しないタイプがあります。
回転式の特徴
- 乗せたり下ろしたりするのが楽
- シート自体が大きく重い場合がある
- 価格が高い傾向にある
回転式の例はこちら。
固定式の特徴
- 広い車でないと乗り降りが大変
- 軽くてお求めやすい価格が多い
固定式の例はこちら。
操作は簡単か
車の乗り降りはスムーズにしたいもの。その際にチャイルドシートのベルト調整や角度調整などが少ない手順で簡単にできるかどうか操作感をチェックします。
特に操作を行うときのボタンやレバーがわかりやすいか、操作しやすい位置にあるのか、力を入れなくてもスムーズに動くかについて、実際に手で触ってみたほうがいいので、オンラインで購入するにしても夫婦で現物を一度店舗で確認すると安心です。
素材・掃除しやすいか
チャイルドシートの素材とお手入れがしやすいか確認します。
ミルクやよだれなど何かと汚してしまうものなので、さっと取り外せて掃除ができるタイプのものなのかを確認します。中にはパーツごとに洗えるものもあります。
車の掃除や洗車をする際に一緒に手入れしてしまうといいでしょう。
我が家は使用開始する1週間前に車に取り付けていたところカナブンが飛んできてチャイルドシート内に入ってしまい大惨事になりましたが、手入れがしやすい製品だったので無事綺麗な状態で新生児を迎え入れることができました。
リクライニング可能か
赤ちゃんが最も快適な体勢に調整できるのかを確認します。赤ちゃんによっては少しでも嫌な体勢になると泣き出してしまい、一向に寝ない...なんてこともよくあります。
したがって最も快適な体勢で過ごしてもらうためにシートの傾きを調整できるかどうかを確認します。
最近ではフラットなベッドになるタイプもあります。フラットなベッドにすると後部座席の他のスペースがさらに狭くなる可能性があるので、隣に男性が座った場合でもスペースが十分にあるかを確認しておきます。
このタイプの例はこちら。
小ネタ:車のシートに傷がつかないようにシート保護カバーを推奨
主に皮革のシートなど、チャイルドシートの設置で車の座席に傷をつけたくない場合は、シート保護カバーを活用すると安心です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。子どもと安全かつ快適に車移動するために、チャイルドシートは必須のアイテムです。
選択肢が多いチャイルドシートですが上記のポイントを押さえてご自身の生活スタイルに合ったアイテムを見つけて頂ければ幸いです。