いざ退院となると意外とどうしようか迷うのが病院から自宅まで移動です。
今回は無事出産した後、退院時の移動について心配性の夫が取り組んだ細かいポイントをご紹介します。
そもそも移動を想定しておらず焦る
赤ちゃんが生まれて、4,5日経つとすぐに退院になるところが多いようです。我が家は母体の状態の関係で入院が伸びましたが、それでも出産から7,8日で退院となりました。
入院中は自転車、公共交通機関、車などで自宅から病院に面会に訪れていたものの、ふと赤ちゃんの退院時は同じように移動ができるのかと不安に苛まれました。
とりわけ新生児を病院のベッドから自分の腕の中まで移動するのも危なっかしい新米の父親からすると、こんな小さい首の座っていない赤ちゃんをどうやって移動させるのだろうかと困惑しました。
主な移動の手段は?
車、タクシーが主な移動手段になるかと思います。我が家はタクシーと迷った結果、夫自ら自家用車で迎えに行きました。
既にチャイルドシートを設置済みだったのと、何かあった時に自家用車だと融通が利きやすいというのが主な理由です。
例えば病院が自宅の隣にあるといったレアな場合は、お足元に気をつけて頂いて徒歩で帰るというのもアリですが、
天気が悪い場合は短い距離でも念のため車やタクシーを検討するのも良いかもしれません。
自家用車で帰るときの確認ポイント
退院の時間を確認・余裕を持って時間確保
超基本的なもののこれは必須です。
午前中に退院する場合が多いようで、我が家も午前中に退院に。この時間に合わせて有休を取ったり、仕事の予定を調整したりしました。
また、退院時は荷物の運び出しなどで意外と時間がかかるものなので、余裕を持った時間の配分をしておくといいかもしれません。
病院に着いたときの駐車場所
病院の駐車場は必ず確認しておく必要がありました。というのも荷物運び出したり、支払いを行ったりと退院時には意外と時間がかかるからです。
なお妻は赤ちゃんから目を離せない+産後のダメージがあるので、荷物は基本的には夫が運びます。
時間がかかることを想定して、病院に駐車場があるのか、なければ病院の前に停められるのか、近くのコインパーキングがあるのかなどを確認しておきました。
実際に我が家は病院到着から出発まで、荷物運ぶ・各種手続き・助産師さんへの挨拶などなど、合計で40分程度かかりました。
もし駐車場がない場所であれば、タクシーの利用も検討するといいかもしれません。
荷物を運ぶ夫の体力面の問題はさておき、新生児を病院から車までの距離を運ぶことになるので、距離が長いと不安になります。
子どもが乗っているマークの取り付け
子どもが乗っていることを示すステッカーを車につけておきました。
貼っているからといって確実に何か起きるわけではなく、周りのドライバーさん次第にはなります。
ただ少なくともこのマークをつけている車をみたら車間距離を空けたり、譲ったりと意識する方々はいらっしゃると思うので、自分の車にはつけておきました。
チャイルドシートの設置
自家用車で帰宅する場合、特別な場合を除き新生児の場合でも必ずチャイルドシートが必要になります。これは道路交通法71条で定められており、違反するとペナルティがあります。
自動車の運転者は、幼児用補助装置(幼児を乗車させる際座席ベルトに代わる機能を果たさせるため座席に固定して用いる補助装置であつて、道路運送車両法第三章及びこれに基づく命令の規定に適合し、かつ、幼児の発育の程度に応じた形状を有するものをいう。以下この項において同じ。)を使用しない幼児を乗車させて自動車を運転してはならない。ただし、疾病のため幼児用補助装置を使用させることが療養上適当でない幼児を乗車させるとき、その他政令で定めるやむを得ない理由があるときは、この限りでない。 - 道路交通法71条より
首が座ってもいないし、病院では横に寝ていただけなのに、いきなりチャイルドシートに乗せるのが不安...と思っていましたが、新生児から使用できるチャイルドシートは多くありました。
特に新生児が快適に過ごせる角度に調整ができる、乗り降りのためにシートを簡単に回転できるという2点を重視してチャイルドシートを準備しました。
確かに新米の親が抱っこしているよりも、長年その道のプロが改良を重ねてきたチャイルドシートに乗せたほうがずっと安全なのだろうなと思いました。
チャイルドシート乗り降りのデモ
チャイルドシートを設置しただけで満足していましたが、退院当日にスムーズに乗せられるのかという不安に苛まれ、昼夜一人でチャイルドシートの動かし方・乗せ方を練習しておきました。客観的にみると怪しかったと思います。
ただこれにより、退院当日にはスムーズにシートへ乗せることができました。
シートに乗せる時に手こずって赤ちゃんが号泣、といったパターンを避けるためにも操作にはなれておく必要がありました。
赤ちゃんをケアできる道具一式の準備
乗車中に何かあった場合におむつやガーゼなどをすぐ出せるように小さいバッグにまとめておきました。
車の乗車時間によっては、途中でおむつ替えが必要になる場合もあるかもしれませんし(おむつ替えをするのであれば必ず停車してから)、おむつ、ガーゼ、お尻拭きなどはまとめて後部座席に置いておくと安心です。
今後のお出かけの際にも使えると思うので、こういった車の中で必要なものセットは用意しておくと便利です。
我が家の赤ちゃんはよく吐いてしまうことがあったので、ガーゼを多めに用意しておいた結果、ガーゼに囲まれる雰囲気での初めての乗車となりました。
帰宅後まず最初に赤ちゃんを置く場所の整備
いざ家まで無事に到着し安心して室内に入ると、赤ちゃんをどこに置くのか初歩的な準備を完全に失念していたことに気づきました。
結果妻が赤ちゃんを抱っこしたまま待ってもらい、バタバタとマットと簡易ベビーベッドを設置することになりました。
ただでさえ移動で気を遣っているなか、帰宅したらバタバタするのは避けたいので、あらかじめ準備してから病院に出発したほうがよかったと反省しました。
タクシーの場合の追加確認ポイントは?
2022年時点で、タクシーの場合は自家用車と違いチャイルドシートなしで乗車できます。タクシーの場合、赤ちゃんを抱っこして乗車するので、抱っこ紐やおくるみを用意して乗車することになります。
自家用車を使用する際にチャイルドシートの予行練習をしたように、タクシー乗車の場合には、抱っこ紐やおくるみの使い方・巻き方をあらかじめチェックしておくと安心です。
また病院から自宅までの道順を把握しておき、移動の時間を最小限にできるよう運転手の方に伝えられた方が安心するので、確認しておくと良いでしょう。
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まとめ
以上が細かいことが気になってしまう夫が新生児の退院の移動にあたって考えたポイントになります。
細かい点が多いので、一部でも参考になれば幸いです。